熊本の現在と、観光を止めないために

【ご心配いただいている皆さまへ――私の近況と熊本観光の現状】

7月28日に発生した地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

また、地震発生後、県内外の方から私や家族のことをご心配いただき、温かいご連絡をいただいております。本当にありがとうございます。

熊本市内の自宅には大きな被害はありませんでした。

ありとあらゆる棚に突っ張り棒をしていた効果もあったかもしれません。たまたまかもしれませんが。

家具の固定大事。

ビルの6階にある事務所兼英語教室については、壁面の一部にひびが入りましたが、建築会社に確認していただき、安全に使用できることが確認されています。

現在は、私自身も家族も無事に日常を過ごしております。

一方で、私がお手伝いしている観光・宿泊施設では、別の深刻な影響が広がっています。

阿蘇、山鹿、菊池、天草など、今回の地震による直接的な被害が確認されていない地域や、通常どおり営業している施設でも、予約のキャンセルが相次いでいます。

そういった状況ではありますが、宿泊施設の方々は、被災された方々に気を遣われて、積極的には情報発信されていません。

私が関わる施設の中には、地震直前と比べて、8月の予約が約7割減少しているところもあります。最終的には前年の1割程度になりそうです。

今年は、7月1日から9月30日まで、JRグループと地域が連携した全国規模の観光キャンペーン「熊本デスティネーションキャンペーン(熊本DC)」が開催されています。

観光関係者が長い時間をかけて準備を重ね、全国からお客様をお迎えしようとしていた、まさにそのタイミングでの地震でした。

夏休みという大切な時期に加え、このキャンペーンに向けて準備してきた観光施設や宿泊施設、飲食店、そこで働く皆さんへの影響が懸念されます。

もちろん、被災地域では今も不安な状況が続いています。国道も緊急車両が優先です。

何よりも安全を優先し、道路や交通、施設の営業状況などを事前に確認していただくことが大切です。

だからといって、「今すぐ熊本へ来てください」とお願いしたいわけではありません。

今はまだ不安を感じる方もいらっしゃると思います。旅行の予定を変更された方も、どうか気にされないでください。まずは、ご自身と大切な方の安全を優先していただければと思います。

そして、状況が落ち着き、「そろそろ旅行に行こうかな」と思える時期が来たときに、熊本のことを思い出していただけたら嬉しく思います。

それが来月でも、秋でも、冬でも、その先でも構いません。

安全が確認され、安心して旅を楽しめるタイミングで、阿蘇、山鹿、菊池、天草をはじめとする熊本の各地を、旅先の一つとして選んでいただければと思います。

熊本を訪れること。
宿泊すること。
地域の食を味わうこと。
お土産を購入すること。
そして、正確な情報を周囲に伝えていただくこと。

その一つひとつが、地域の事業者やそこで働く人たちを支える大きな力になります。

すぐに訪れることが難しい場合でも、熊本のことを気にかけていただくこと、落ち着いたときの旅先として覚えていていただくことも、私たちにとって大きな励みです。

被災された方々への支援と、営業を続けている地域の経済を支えること。

その両方が、これからの熊本には必要です。

こういったことを発信するのは、難しいタイミングかとは思いますが、私も中小企業診断士として、観光・宿泊事業者の皆さんに寄り添い、今できる支援を一つずつ続けてまいります。

ご心配くださった皆さまに、改めて心より御礼申し上げます。

そして、一日も早く、皆さまが安心して日常を過ごせるようになることを願っています。