29年の会社員人生から独立へ。中小企業診断士として踏み出した理由

この記事は「中小企業診断士の独立リアル」シリーズの第1回です。

このブログを書いているのは、熊本県を拠点に活動する中小企業診断士の村田久(むらたひさし)です。

観光・インバウンド・マーケティング・経営戦略・補助金申請など、幅広い分野で中小企業の支援を行っています。

このシリーズでは、

👉 「なぜ独立したのか」「独立してどうだったのか」

という、私自身のリアルな経験をお伝えしていきます。

経営者の方はもちろん、「いつか独立したい」と考えている方にも参考になれば嬉しいです。

■ はじめに

長年勤めた会社を離れ、独立という選択をする。

これは多くの人にとって、大きな決断です。

私自身も、約30年にわたる会社員生活を経て、中小企業診断士として独立しました。


■ 安定の中で感じていた違和感

1995年、旅行会社に入社しました。

最初の配属地は熊本でした。

法人営業からスタートし、地域活性化、観光促進、経営企画、マーケティングと、さまざまな部門と役職を経験しました。

後半は、社員数1千名規模の会社で、九州の経営企画責任者として経営計画の策定や数値管理を担うポジションを務めました。

また、会社員の常として、人事異動等の会社都合による転居を9回経験しました。

転居のたびに新たな生活基盤の構築も必要となりました。家族の負担も相当なものです。

そして、その中で次のような感覚が徐々に強くなっていきました。

  • 環境の変化に対して、組織の対応が遅い
  • 「本来こうすべきではないか」と感じても、動けないもどかしさがある
  • 個人の成長スピードと、組織のスピード感にギャップがある

これは決して「会社が悪い」という話ではありません。

規模が大きくなるほど、意思決定に時間がかかることは避けられません。

ただ、経営企画の立場として全社の数字と向き合う中で、

「もっとできることがあるのではないか」

という思いが強くなっていきました。

ついに、

このままでいいのか?

という問いが、少しずつ頭の中に積み重なっていきました。


■ 独立に向けて準備していたこと

いきなり独立したわけではありません。

実は数年前から、少しずつ準備を進めていました。

最初は中小企業診断士の資格を取得することから始めました。

経営企画の経験が長かったこともあり、親和性があるのでは、と思ったからです。

資格を取得したのちに、副業として補助金の申請支援に関わり、
自分の知識が実際の事業者の役に立つことを実感しました。

また、セミナーに登壇する中で、「伝えること」そのものが価値になることにも気づきました。

具体的な取り組みは以下の通りです。

  • 副業としての実務経験
  • セミナー登壇や講師活動
  • ブログやWeb運用による集客の実験


この期間があったことで、
「やっていけるかもしれない」という感覚を持つことができました。


■ なぜ独立したのか?

よく聞かれる質問です。

理由はいくつかありますが、本質的にはシンプルです。

👉 「自分の人生を、自分で選びたかったから」

29年間の会社員生活の中で積み上げてきた、観光・地域活性化・マーケティング・経営管理の経験。

それを、組織の中で使うのではなく、

👉 「中小企業の経営者のために、直接使いたい」

という気持ちが、独立の一番の理由です。

  • いつかやろう、ではなく「今やる」
  • 環境ではなく、自分の行動で結果を出す
  • 誰かの意思ではなく、自分の意思で動く

この選択が、独立でした。

不安がなかったわけではありません。

それでも、

「自分で選んだ道を進んでいる」

という実感は、会社員時代には得られなかったものでした。


■ 独立はゴールではなくスタート

独立して感じたのは、

👉 「スタートラインに立っただけ」

ということです。

  • 仕事は勝手には来ない
  • 信用はゼロから積み上げ
  • 全て自己責任

それでも、

👉 だからこそ面白い。

会社の看板がない分、すべての結果が自分の行動に直結します。

それが、独立してから一番実感していることです。



■ まとめ

独立は特別な人だけのものではありません。

ただし、

👉 「準備 × 行動 × 覚悟」

この3つが揃ったときに、現実的な選択になります。

そして何より大事なのは、

👉 「やるかどうかを、自分で決めること」

です。


■ 経営・事業のご相談について

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「どこに相談すればいいか分からない」という段階でも構いません。

現状をお聞きした上で、一緒に考えます。

👉 まずはお気軽にご相談ください。


✍️ この記事を書いた人

村田久(むらたひさし) 村田久中小企業診断士事務所 代表/中小企業診断士

1995年に旅行会社に入社。法人営業・地域活性化・インバウンド・経営企画など多様な部門を歴任し、九州の経営企画責任者として経営全般を統括。2024年に独立し、熊本を拠点に中小企業の経営支援を行っている。得意分野は観光・宿泊・インバウンド・マーケティング・経営戦略・人事考課(評価)制度構築


👉 次回は
「独立直後にぶつかったリアルな課題」について書きます。

独立直後のリアル|うまくいかないことの連続だった話

この記事の目次 ■ はじめに■ 独立したら仕事は来るのか?■ 最初に直面した3つの現実● 営業の電話・メールの多さに驚く● よく分からないままサービスに登録● 「仕事が来な…